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【 パリ旅行 4泊5日 完全攻略】映画ロケ地と王道観光を巡る完全プラン

刺激的なニューヨーク旅行癒やしのハワイ旅行とは一味違う、歴史とロマンが幾重にも重なる街、それがパリです。「パリでは、誰もが俳優になれる」。 そう言われるほど、この街の風景はドラマチックです。 これからご紹介する4泊5日のプランは、単なる観光地巡りではありません。朝の光、カフェの喧騒、夕暮れの空の色、そして歴史のレイヤーを感じながら、あなたの人生という映画の「最高のアングル」を見つけるためのシナリオです。

スニーカーの紐を締め、カメラを片手に。さあ、パリという名のスクリーンへ飛び込みましょう。

▶️ 先にスポットのおさらいをしたい方は『パリ旅行の観光スポット完全ガイド!』をどうぞ!


【1日目】エッフェル塔とセーヌ川クルーズ『インセプション』『ビフォア・サンセット』の舞台へ

初日は、長旅の疲れを考慮しつつも、「ついにパリに来た!」という感動を最大化させる王道スポットへ。パリの西側、優雅なエリアを中心に回ります。

14:00 ホテルチェックイン後、エッフェル塔へ

シャイヨ宮のテラスへ。角を曲がった瞬間エッフェル塔が見えます

まずはパリの象徴にご挨拶です。 最寄り駅「トロカデロ(Trocadéro)」で降り、シャイヨ宮のテラスへ。角を曲がった瞬間、目の前に巨大なエッフェル塔が現れるこの場所は、何度訪れても鳥肌が立ちます。

🎬 映画スポット:『インセプション』 エッフェル塔から少しセーヌ川沿いを歩くとある「ビル・アケム橋(Pont de Bir-Hakeim)」。映画『インセプション』で、街並みが折り畳まれるシーンや、鏡を使ったシーンで登場した2階建ての美しい橋です。鉄骨のアーチが続くこの橋から見るエッフェル塔は、幾何学的でモダンな美しさがあります。

    16:00 セーヌ川クルーズで「パリの顔」を知る

    エッフェル塔の足元、イエナ橋付近から出発する遊覧船「バトー・ムッシュ」や「バトー・パリジャン」に乗船します。約1時間のクルーズで、ルーヴル、ノートルダム、オルセー美術館などを川から眺めます。歩くのとは違い、橋の下をくぐるたびに変わる景色は格別です。

    🎬 映画スポット:『ビフォア・サンセット』 9年ぶりに再会した男女が、会話を交わしながらセーヌ川を下るシーンはこのクルーズ船上が舞台。夕暮れ時に乗れば、映画と同じ切なくも美しい雰囲気を味わえます。

    18:00 凱旋門とシャンゼリゼ通り

    メトロかタクシーで凱旋門へ。ナポレオンの勝利の証です。余力があれば284段の螺旋階段を登りましょう。屋上からは、パリから放射状に伸びる12本の通りが星(エトワール)のように見える絶景が広がります。 その後は、「オー・シャンゼリゼ」の歌でおなじみのシャンゼリゼ通りを散策。

    🎬 映画スポット:『勝手にしやがれ』 ジャン=リュック・ゴダールのヌーヴェルヴァーグの傑作。ジーン・セバーグが「ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン!」と叫びながら新聞を売っていたのが、このシャンゼリゼ通りです。

    20:00 最初のディナーと「シャンパンフラッシュ」

    ディナーはエッフェル塔が見えるビストロ、例えば「カフェ・デュ・トロカデロ(Café du Trocadéro)」などで。 そして、日没後の毎時0分。エッフェル塔が5分間だけキラキラと点滅する「シャンパンフラッシュ」を眺めます。 「パリに来てよかった」。心からそう思える瞬間です。


    【2日目】ルーヴル美術館とオペラ座『ダ・ヴィンチ・コード』の謎を追う

    2日目は体力のあるうちに、世界最大級の「知の迷宮」へ挑みます。パリの中心部、1区と9区を攻めます。

    09:00 ルーヴル美術館(Musée du Louvre)

    ルーヴル美術館

    朝一番に予約をして入場します。「モナ・リザ」「サモトラケのニケ」「ミロのヴィーナス」の3大至宝は必須ですが、ナポレオン3世の居室の豪華さも見逃せません。

    🎬 映画スポット:『ダ・ヴィンチ・コード』 トム・ハンクス演じるラングドン教授が謎を解き明かした舞台。ガラスのピラミッドの下にある「逆ピラミッド」を見た時、映画のラストシーンの感動が蘇るはずです。

    13:00 パレ・ロワイヤルと遅めのランチ

    ルーヴルのすぐ北側にある、かつての王宮「パレ・ロワイヤル」。中庭には白黒のストライプの円柱(ビュランの円柱)が並ぶ現代アート空間があり、フォトジェニックです。 ランチは、近くの日本食街(サン・タンヌ通り)でほっと一息つくか、パレ・ロワイヤル回廊のカフェ「カフェ・キツネ」で軽く済ませるのもお洒落です。

    🎬 映画スポット:『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』 イーサン・ハントがバイクでパリの街を爆走するシーンの一部は、このパレ・ロワイヤル周辺で撮影されています。

    15:00 オペラ・ガルニエ(Opéra Garnier)

    黄金に輝くオペラ座

    「パレ・ロワイヤル」からオペラ座通りを北上すると、黄金に輝くオペラ座が見えてきます。内部見学へ。大理石の大階段、シャガールの天井画、そして豪華絢爛なグラン・フォワイエ。ベルサイユ宮殿に行けなくとも、ここでフランスの栄華は十分に感じられます。

    🎬 映画スポット:『オペラ座の怪人』 言わずと知れた名作の舞台。5番ボックス席は「怪人の席」として常時確保されており、扉の外から覗くことができます。

    17:00 ギャラリー・ラファイエットで買い物と絶景

    オペラ座の裏手にある老舗デパートへ。ここの見どころは買い物だけではありません。本館中央の吹き抜けにある巨大なクーポール(ドーム天井)とステンドグラスは圧巻です。 そして、屋上のテラスは無料で開放されており、オペラ座とエッフェル塔を同時に見渡せる穴場の絶景スポットです。


    【3日目】モンマルトルとマレ地区『アメリ』のカフェと最先端ショッピング

    3日目は、パリの「北」と「東」へ。古き良き芸術家の村と、最先端のトレンド地区という、全く異なる二つの顔を楽しみます。

    09:00 モンマルトルの丘へ

    メトロのアンヴェール(Anvers)駅からケーブルカー、または階段で丘の上へ。白亜のサクレ・クール寺院に到着します。ここから見下ろすパリのパノラマは、朝の清々しい空気の中で格別です。

    10:30 テルトル広場とカフェ・デ・ドゥ・ムーラン

    下町情緒あふれるテルトル広場

    画家たちが集まる広場を抜け、少し坂を下ると、下町情緒あふれるルピック通りに出ます。

    🎬 映画スポット:『アメリ』 このエリアは映画『アメリ』の聖地です。主人公アメリが働いていた「カフェ・デ・ドゥ・ムーラン(Café des Deux Moulins)」は実在し、今も営業中。映画に出てきたクレーム・ブリュレをスプーンでパリパリと割る体験は、ファンにはたまりません。

    カフェ・デ・ドゥ・ムーランは予約必須です!公式サイトからどうぞ

    13:00 マレ地区へ移動・ファラフェルランチ

    メトロで移動し、右岸のトレンディなエリア、マレ地区(Le Marais)へ。 ランチは、ロジエ通りにある「ラズ・デュ・ファラフェル(L’As du Fallafel)」で。世界一美味しいと言われるひよこ豆のコロッケサンドは、ボリューム満点でヘルシーです。

    15:00 ヴォージュ広場とセレクトショップ巡り

    パリ最古の広場「ヴォージュ広場」の回廊を散歩し、ヴィクトル・ユーゴーの家を見学。その後は、感度の高いセレクトショップ「メルシー(Merci)」で雑貨を探したり、香り高い紅茶専門店「マリアージュ・フレール」の本店でお土産を選んだり。 マレ地区は、ただ歩いているだけで「今のパリ」の空気を感じられる場所です。

    19:00 隠れ家ビストロでディナー

    マレ地区周辺には、予約必須の人気「ネオ・ビストロ」が数多くあります。伝統料理を現代風にアレンジした料理と、自然派ワインで乾杯しましょう。


    【4日目】左岸サンジェルマンとシテ島『ミッドナイト・イン・パリ』のロケ地巡り

    4日目はセーヌ川の南側、左岸(Rive Gauche)へ。ここはかつてヘミングウェイやピカソが集った文化の中心地です。

    09:00 奇跡のメダイユ教会とボン・マルシェ

    まずは7区にある「奇跡のメダイユ教会」へ。パワースポットとして有名で、ブルーのメダルを手に入れます。 すぐ近くには、世界最古の百貨店「ル・ボン・マルシェ」があります。食品館「ラ・グランド・エピスリー」は食のワンダーランド。バター、塩、トリュフオイルなど、最高級の食材がお土産として手に入ります。

    11:30 サンジェルマン・デ・プレの伝説のカフェ

    文学カフェ「レ・ドゥ・マゴ」または「カフェ・ド・フロール」で早めのランチ。ギャルソン(ウェイター)のきびきびとした動きを眺めながら、クロックムッシュをいただきます。

    • 🎬 映画スポット:『ミッドナイト・イン・パリ』 主人公がタイムスリップして、ヘミングウェイやフィッツジェラルドに出会う場所のモデルとなっているのが、この界隈の文学サロンやカフェです。近くにあるレストラン「ポリドール(Polidor)」も映画に登場します。

    14:00 シテ島へ:サント・シャペルとノートルダム

    セーヌ川の中州、シテ島へ歩いて渡ります。 ここでのハイライトは「サント・シャペル教会」。セキュリティチェックを抜けて2階に上がると、そこは光の洪水。360度を埋め尽くすステンドグラスの美しさは、言葉を失う体験です。 復興中のノートルダム大聖堂の外観を見学し、近くの「シェイクスピア・アンド・カンパニー書店」へ。

    • 🎬 映画スポット:『ビフォア・サンセット』 この書店の前で、主人公の二人が9年越しの再会を果たします。店内の古書の匂いと独特の雰囲気は、本好きには天国です。

    16:30 リュクサンブール公園で暮らすように過ごす

    少し歩き疲れたら、リュクサンブール公園へ。パリジャンに混ざって緑色の椅子に座り、ボン・マルシェで買ったお菓子をつまみながらぼんやり過ごす。これぞ最高の贅沢です。

    • 🎬 映画スポット:『レ・ミゼラブル』 コゼットとマリウスが出会った場所として描かれるのが、この公園です。

    20:00 最後の晩餐

    旅の締めくくりは、伝統的な大衆食堂「ブイヨン(Bouillon)」へ。「ブイヨン・シャルティエ」などが有名で、ベル・エポック時代の豪華な内装の中で、エスカルゴや鴨のコンフィを驚くほどリーズナブルに楽しめます。賑やかで活気のある雰囲気の中で、パリの夜に別れを告げましょう。


    【5日目】絶品クロワッサンとマルシェ『ジュリー&ジュリア』のような朝食を

    最終日。フライトまでの時間を惜しむように過ごします。

    08:00 焼きたてのクロワッサンとマルシェ

    ホテルの近くのブーランジェリーで、最後のクロワッサンを。 もし日曜日なら「ラスパイユのビオ・マルシェ」、平日なら常設の「アンファン・ルージュ市場」などを覗いてみましょう。チーズやフルーツの色彩、売り子の掛け声。パリの胃袋のエネルギーを肌で感じます。

    • 🎬 映画スポット:『ジュリー&ジュリア』 メリル・ストリープ演じるジュリア・チャイルドが、パリのマルシェで食材を買い込み、フランス料理に情熱を注ぐシーンを思い出させます。

    11:00 空港へ移動

    「また戻ってくるよ(A bientôt)」。 そう呟いて、ロワシーバスやタクシーでシャルル・ド・ゴール空港へ向かいます。スーツケースにはお土産を、心には消えない「パリの魔法」を詰め込んで。


    旅を成功させるための実用メモ

    プランをスムーズに進めるための、現地での心得をまとめました。

    1. 移動は「Navigo Easy」と「Citymapper」 メトロ移動が中心になります。チャージ式カード「Navigo Easy」を駅の窓口で購入し、「Citymapper」アプリで行き先を検索すれば、複雑な乗り換えも怖くありません。
    2. 挨拶はパスポートと同じくらい重要 お店に入るときは必ず「Bonjour(ボンジュール)」。これがあるだけで、店員さんの態度が優しくなります。
    3. スリ対策は「映画のスパイ」気分で 特にメトロ1号線やエッフェル塔下、サクレ・クール寺院周辺はスリの激戦区です。カバンのチャックには常に手を添え、「私は警戒している」というオーラを出して歩きましょう。
    4. 予約は命 ルーヴル美術館、サント・シャペル、エッフェル塔、そして人気のレストラン。これらは事前予約がないと入れない、あるいは数時間並ぶことになります。日本出発前の予約が鉄則です。

    終わりに

    この4泊5日のプランは、数あるパリの魅力の「ハイライト」に過ぎません。 しかし、映画『ミッドナイト・イン・パリ』の主人公が雨のパリを愛したように、実際にその場に立ち、空気を感じることで、あなただけの特別なストーリーが生まれます。

    予定通りにいかないことがあっても、それすらも「旅の演出」として楽しんでください。道に迷った先で、人生最高の一皿や、息をのむような美しい路地に出会うのがパリという街ですから。

    この旅が、あなたの人生という映画における、最高に美しいシーンとなりますように。

    Bon voyage !(素晴らしい旅を!)

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